旭川泌尿器科クリニック　男性更年期障害（ＬＯＨ症候群）

男性更年期障害(ＬＯＨ【ロー】症候群)

働き盛りの男性へ

最近、男性の更年期障害が話題になっています。
５０代の男性に多く見られ、疲れやすい、不眠、のぼせ、ほてり、動悸、頭痛、多汗、意欲低下、うつ的傾向など女性の更年期にも見られる症状と男性性機能障害（ＥＤ）が合わさったものです。

(画：はらたいら)

年代から言って、おしっこの異常と同時期に出る事が多いかと思われます。原因は、加齢による精神、身体機能の衰え（男性ホルモンが低下していることが多い）と同時に生活上の強いストレスが加わってこのような症状が起きるとされています。

有効な治療法があります

最近では男性ホルモンの測定で診断が容易にできます。
治療も男性ホルモン補充療法（ＡＲＴ）など有効な方法があります。この治療法は更年期様症状を改善させるだけでなく、さらに最近の研究では、心筋梗塞発症予防、メタボ改善効果、さらにはインスリン感受性を亢進することで糖尿病の発症予防効果もあると報告されております。
また排尿障害を治療したり、ＥＤのすぐれた治療薬を使用する事で自信が回復し、活力を取戻すこともできるのです。

漫画家のはらたいらさんは長年これらの症状で悩みましたが、男性更年期障害によるものだと原因がわかっただけで症状は安定し、さらに前向きに立ち向かっていく事で、この病気を克服したとのことです。