5.歯列不正の種類と分類

 
不正咬合の分類
(わかりやすく分類しました)
必要なところは写真や治療方法をリンクしました

  1.個々の歯の位置関係

転   位   歯が歯列弓の本来の位置よりも他の所にあるもの
低 位 咬合   歯が咬合平面まで達しない位置にあるもの
高 位 咬合   歯が咬合平面を超えているもの
捻   転   歯の長軸を中心として回転したもの
移   転   著しい転位をいう。
傾   斜   歯が本来の歯軸よりも倒れたもの
  2.数歯にわたる位置的異常
正中 離開   上顎両中切歯間に間隙の認められるもの
叢   生   歯が唇側、舌側と互い違いにでこぼこに入り乱れていること
  3.歯列弓形態の異常
狭 窄 歯列弓
 V字型 歯列弓 歯列弓がV字になったもの
 鞍 状 型列弓 歯列弓が鞍状になったもの
 叢 生 歯列弓 上下の前歯部が著しい乱配になったもの
空 隙 歯列弓 
 歯列弓長(周長)が歯冠幅経の和より大きい場合は、歯列には空隙が生じる
  4.上下歯列関係の異常
上顎前突
 骨格系上顎前突 上顎骨が下顎骨に対して前方に位置する
 歯 系上顎前突 上顎歯列弓または上顎前歯が下顎のそれより相対的に近心に位置する
下顎前突(反対咬合)
 骨格系下顎前突 下顎骨が上顎骨に対して前方に位置する
 歯系下顎前突   下顎歯列弓または下顎前歯が上顎のそれより相対的に近心に位置する
切端咬合
 上記の異常が比較的軽度の時は切歯の咬合は切端で咬合する
  5.上下歯列弓関係の異常
過蓋咬合   上下前史の咬合関係が垂直方向において正常範囲をこえて深い咬型
開  咬   中心咬合位において上顎歯と下顎歯が数歯におよんで接触しない部位の咬合型
  6.上下し列弓関係の異常
交差咬合   中心咬合において、上下歯列が前後的、頬舌的に交差する咬合型


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