矯正治療のQ&A5
治療中は?
 
Q装置をつけた歯の色や質は変わらないのですか?
  
A装置を歯につけているセメン卜や接着剤は歯の色や質を変えることはありませんので心配いりません。しかし、装置のまわりの部分は歯垢がつきやすく脱灰(エナメル質がこわされて歯の表面が白くにごってしまった状態)や、虫歯になることがありますので、しっかりと歯みがきをすることが大切です。
Q治療中はむし歯になりやすいのですか?
  
A歯にとりつける夕イプの装置が入ると、どうしても口の中が不潔になりやすく、歯みがきもふだんより難しくなります。食後や、おやつの後は時聞をかけてていねいに歯みがきをしてください。 
治療が終わって装置をはずしたとき、美しい歯でいるためには、ていねいな歯みがきが欠かせません。注意していても、もし虫歯になった場合は、矯正治療中でも虫歯の治療は可能です。 
自分の歯は自分でしか守れませんので大切にしてください。
Q装置をつけると歯が痛くなりませんか?
  
A歯を動かすための装置はふつう、なれるまでにI週間ほどかかります。その間、歯の痛みが多少ありますが、痛くて治療を続けられないという人はいませんので心配いりません。また、毎回の通院後、歯がういたり、痛みを感じることがありますが、たいてい2、3日すると、まったくふつうの状態にもどります。 
歯の痛みは歯が動きだすときの生理的な体の信号と考えてください。
Q矯正治療であごの関節が痛くなる人もあるのですか?
  
A逆に、矯正治療であごの関節の異常を治すこともあるのですが、歯を移動している期聞では今までより咬み合わせがよくない状態が続くことがあり、関節が弱かったり、関節の病気にかかったことのある人では関節の異常や痛みが出ることもあります。
Q矯正装置で金属アレルギ−の心配はありませんか?
  
A金属アレルギ―が出ることはほとんどありませんが、体質によってないわけではありません。 
心配がある場合には、歯医者さんに確かめるとよいでしょう。
 
6ふだんの生活は?