7.なぜ義歯にするの? | |
家庭の歯学 お口の健康ガイド
1.患者さんへお願いします 2.なぜ虫歯になるの? 3.なぜ歯周病になるの? 4.小さなむし歯はこう治す 5.なぜ歯を抜くの? 6.なぜクラウンやブリッジにするの? 7.なぜ義歯にするの? 8.なぜブラッシングするの? 9.エイズはこわくない |
簡単にいって、義歯には部分的な入れ歯と総入れ歯とがあります。
〔取り外し式の義歯〕
片側の奥歯が2〜3本なくなった場合 |
両側の奥歯がなくなった場合 |
数本しか残っていない場合 |
〔義歯になったら〕
もし歯が1本もなくなってしまったら、食べること、話すことに不自由します。口の周りの機能や筋肉が衰えて、口元に張りがなくなります。容貌が衰えると、気力にも影響します。歯無しでは話になりません。機能的に、審美的に、その人によく合った総義歯がそれを解決してくれます。入れ歯になっても、歯茎のマッサージ(歯磨き)は必要です。
〔義歯の扱いと、義歯に慣れる〕
義歯はすべてオーダーメイドです。義歯が合わない場合には、口の中を傷つけたり、食べづらかったり、話しづらかったりします。そんな時は必ず歯科医師にみてもらいましょう。義歯は何度も調整や修正して作っていきます。それだけ時間と手間をかけて作ったあなたの義歯ですから、手入れには十分気をつけてください。自分で手を加えたりしてはいけません。正しい取り扱いと手入れをして長持ちさせましょう。いままで無かったところに入れるのですから、違和感があって不快を感じることがありますが、何日かたつと慣れてきます。また、食事も慣れるまでが大変です。失った歯が多いと、噛み癖ができます。義歯が入ったら、この噛み癖をなおして、両方の奥歯でゆっくり噛むようにしましょう。よく噛めるようになるには時間がかかることを知っておいてください。