くすりのしおり

                                                                                                                                                   611140694

                                                                                                                                        200611月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名:           ロキソニン錠

主成分:           ロキソプロフェンナトリウム(Loxoprofen sodium

剤形:              ごくうすい紅色の錠剤、直径9.1mm、厚さ3.3mm

シート記載:    Loxonin157、ロキソニン、ロキソニン60mg

この薬の作用と効果について

炎症を引きおこすプロスタグランジンの生合成を抑え、炎症に伴う腫れや痛みをやわらげ、熱を下げます。

通常、関節リウマチ・変形性関節症ほか手術後や外傷後並びに抜歯後の鎮痛・消炎、急性上気道炎の解熱・鎮痛に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。胃潰瘍、十二指腸潰瘍、血液疾患、肝障害、腎障害、心障害、アスピリン喘息

妊娠または授乳中

他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

あなたの用法・用量は≪                                                                                 :医療担当者記入

関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、歯痛、手術後・外傷後並びに抜歯後の消炎・鎮痛に用いる場合:通常、成人は11錠(主成分として60mg)を13回服用します。頓用の場合は、112錠(60120mg)を服用します。

急性上気道炎の解熱・鎮痛に用いる場合:通常、成人は11錠(60mg)を頓用します。原則として12回までとし、1日最大3錠(180mg)を限度とします。

治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。また、空腹時に飲むことは避けてください。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気がついた時点で1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は、忘れた分を飲まないで、次の飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、胃部不快感、腹痛、悪心・嘔吐、食欲不振、浮腫・むくみ、発疹、蕁麻疹、眠気、発熱、そう痒感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

顔が蒼白になる、呼吸がしにくい、冷や汗が出る[ショック、アナフィラキシー様症状]

鼻血が出る、歯ぐきから出血する、手足にあざなどができやすい[溶血性貧血、白血球減少、血小板減少]

皮膚・粘膜が赤く腫れて発疹や水ぶくれができる、発熱、全身倦怠感[皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症]

尿の量が減る、むくみ、食欲がない[急性腎不全、ネフローゼ症候群、間質性腎炎]

呼吸がしにくい、全身がむくむ[うっ血性心不全]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温(車の中などを含む)を避けて保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については薬を受け取った薬局に相談してください。


医療担当者記入欄  年  月  日

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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